12 9月 2,000円で始めるプログラミング「micro:bit」
みなさん、こんにちは!
今回はイギリス生まれのマイコンmicro:bit(マイクロビット)を使ってみるニャ!
英国放送協会BBCが教材用に開発したものなので、だいたい2,000円と、お手頃価格も魅力ニャ!!
micro:bitはキャッシュカードの半分ぐらいのサイズですが、25個のLED、2つのボタン、ブルートゥースや加速度センサーなどが装備されているので、いろんなことができるんですよ!
こちらは裏面です。
USBだけでなく、乾電池2本分の3V(ボルト)用の電源コネクタもあるので、屋外で使うときにベンリです!
パソコンやスマホとブルートゥースで接続できますが、まずは基本であるUSBでつないでみます。
するとUSBメモリのように「ストレージ・デバイス」と認識されました。
詳しくみてみましょう。
ファイル・システムには「FAT(ファット)」と表示され、まさにUSBドライブですね。
なかにはテキストとHTMの2つのファイルがありました。
とりあえず残しておくことにします。
それではプログラムを作りましょう!
専用のアプリも用意されていますが、「makecode(メイクコード)」というサイトにアクセスすれば、ブラウザだけでできるんですよ!
これは「ブロックエディタ」といいます。
ここには「基本」「入力」「LED」などジャンルごとに分類され、いろいろな「命令」が用意されています。
命令の「ブロック」はパズルのピースのような形をしているので、おこないたいものを選んで組み合わせるだけ。
ほとんどが日本語化されていて、わかりやすいですね!
「入力」のブロックには「ボタンが押されたとき」「ゆさぶられたとき」など、具体的な命令があります。
このあとに「なにをするか」を指定するだけなので、とてもラクチンです!
ためしに25個のLEDでアイコンを表示させるプログラムを作ります!
まず「ずっと」を選び、そのなかに「アイコンを表示」「一時停止」を3セット繰り返します。
アイコンは好きなものに変更できますし、一時停止も0.001秒単位で指定できます。
左のシミュレータでプログラムが実行される様子を確認できるので、OKなら左下のダウンロードをクリックします。
するとパソコンにプログラムがダウンロードされるので、これをmicro:bitにコピーすれば完了です!!
USBメモリみたいに扱われているのも、このためなんです。
ファイルをコピーするとmicro:bitは自動的に再起動し、プログラムを開始します。
プログラミングしました~って感じ、まったくありませんが、ちゃんと動きました~!!
今度はKitronikというメーカーのLEDキットをつないでみましょう。
光の三原色である赤(R)、緑(G)、青(B)のフルカラーLEDが24個もあり、とてもキレイですよ。
micro:bitには5本のネジで接続します。
ネジは電気や信号を送る導線も兼ねているので、緩まないようきちんと締めておきましょう。
このLEDのなかにもマイコンが入っているので、プログラムはややフクザツです。
がっ!
あらかじめ使い方が記された「パッケージ」を追加すれば、アイコンのときと同じぐらいカンタンに使えるんですっ!!
「パッケージを追加する」をクリックしたら「neopixel(ネオピクセル)」を検索します。
いくつか候補が表示されるので、左の「neopixel」をクリックすればOKで~す。
「計算」の下に「neopixel」と表示されるようになりました。
ここにもいろいろな命令が用意されていますので、同様に必要なブロックをつなげていきます。
これもよく見かけるサンプル・プログラムで~す。
「変数」を使い、「最初だけ」と「ずっと」に分かれるのでムズカシそうに見えますが、
・24個のLEDに対し
・色を1から360(全ての色)に変化させる
それから
・LED1個分ずらし
・光らせ
・0.1秒待つ
を繰り返しなさい、という内容です。
プログラムを実行するとこんな感じで~す!
回転する速さ、一回にずらすLEDの数などは自由に設定できるので、いろんな光らせ方ができまーす!
プログラミングがカンタンすぎ!!低価格なのに装備は充実うれしいな~!と良いところだらけですが、プログラムをコピーできないことが何回かあったのが気になります。
パソコンのせいかもしれませんが、今回は2.5肉球としま~す!
それではみなさま、ごきげんよう~