15 3月 イーケイジャパンの『PIECE』を分解する
組み合わせと順番でいろいろな回路が作れるイーケイジャパンの「PIECE」、じつに良くできておるな。
どんな仕組みなのか知りたいひとも多いじゃろう。
そこで今回は、ワシが作ったアンドロイドの「アンドウくん」が、PIECEの「なか」を紹介しよう。
どんな仕組みなのか知りたいひとも多いじゃろう。
そこで今回は、ワシが作ったアンドロイドの「アンドウくん」が、PIECEの「なか」を紹介しよう。
じゃが、分解すると故障の原因にもなるし、保証も受けられなくなるので、みんなは絶対にマネしないで欲しい。
じゃあアンドウくん、あとは任せたぞ。
じゃあアンドウくん、あとは任せたぞ。
ミナサンはじめまして、アンドウくんでス。それでは始めましょウ。
裏のネジを外しまス。とても小さなネジなので「精密ドライバー」を使いまス。
裏のネジを外しまス。とても小さなネジなので「精密ドライバー」を使いまス。
まずはパワーモジュールを見てみましょウ。電池ボックスかUSBの電気をモジュールに送るだけ、のはずですが、スイッチの右になにやら部品が装着されていますネ。
これは「電圧レギュレータ」と呼ばれる部品でス。電池ボックスでは2本を直列にしているため3V(ボルト)ですガ、USBは5Vなので乾電池・約3本分になってしまいまス。そこでUSBを使ったときも電池と同じになるように、電圧を下げているのでス。
次はショックセンサーでス。左側の黒い筒状の部品がセンサーで、振るとカラカラと音がしまス。振動を感じるとなかの部品が揺れ、信号を出す仕組みになっているのでス。
光に反応するライトセンサーには、LEDのような透明な部品がありますネ。これは「フォト・トランジスタ」で、光を受けると電気を流す、スイッチのような役割をしているのでス。
タイマーモジュールには、時間を決める青い「つまみ」がありますネ。これは「半固定抵抗」という部品で、矢印の向きによって電気の流れやすさが変わりまス。ラジオのボリュームなどと同じ仕組みでス。
NOT(ノット)モジュールは、信号のオンとオフを逆にするだけなので、部品も少なくスッキリしていますネ。
AND(アンド)モジュールは2つの入り口があるのでNOTよりも大きくなりますガ、やはり信号を処理するだけなので部品も少なめでス。
センサーとコントローラはまったく違う役割をしているのに、同じ部品が使われていますネ!? これはライトセンサーの画像で、足が14本ある「F1824」と書かれた部品ガ・・・
ANDモジュールにも使われていますネ。これはマイコンと呼ばれ、どのような働きをするかを「プログラム」で決める部品でス。
だからまったく違う役割のモジュールにも使えるのでス。ベンリですネ!
だからまったく違う役割のモジュールにも使えるのでス。ベンリですネ!
ただし、マイコンから出せる電気はごくわずかで、LEDを点灯させるぐらいしかできませン。モーターのように多くの電気を使うアクチュエータは、右側にある「モーター・ドライバ」など別の部品の力を借りて動かしているのでス。
バイブモジュールには小さいモーターのような部品が入っていまス。これは「振動モーター」で、電気を流すとシャフトが回転しますガ、
半分だけの「おもり」が付けられているのデ、バランスが悪くはげしく揺れるようになっているのでス。
振動モーターは、スマホやゲーム・コントローラの「バイブ」にも使われているンですヨ。
振動モーターは、スマホやゲーム・コントローラの「バイブ」にも使われているンですヨ。
それでは振動モーターが動いているようすを見てみましょウ。
スゴい勢いですネ!モーターがはね回っていマス。
あれ? 動かなくなってしまいましタ・・・
スゴい勢いですネ!モーターがはね回っていマス。
あれ? 動かなくなってしまいましタ・・・
赤いケーブルが外れてしまいまシタ。これでは電気が流れないので動かなくて当たり前ですネ。。。
ハカセにバレないように、こっそり直しておきましょウ・・・みんなは分解しないでくださいネ。
それではみなさん、ゴキゲンヨウ~
それではみなさん、ゴキゲンヨウ~