25 4月 その三・ブレッドボードでラクラク工作
みなさまこんにちは、アンドウくんデス。
今回はカンタンに電子工作(でんしこうさく)できる「ブレッドボード」を紹介(しょうかい)します。
前回までは、ハンダづけの代わりに熱収縮(ねつしゅうしゅく)チューブを使って配線(はいせん)する方法をを紹介ました。
ドライヤーで温(あたた)めるだけで丈夫(じょうぶ)に作れますが、ちょっと試(ため)してみたいときはテマがかかりますね。
そんなときに便利(べんり)なのが「ブレッドボード」で、パーツに電気を流すの足、つまりリードをさし込むだけで回路(かいろ)が作れるンです!
ブレッドボードにはたくさんの穴があり、縦横(たてよこ)ともに2.54mm(ミリ・メートル)間隔(かんかく)のものが一般的(いっぱんてき)です。
なんかハンパな数?と思うでしょうが、これは海外で使われる長さの単位・インチをもとに作られているからで、2.54mmは「10分の1インチ」なんですヨ。
多くのパーツのリードも同じ2.54mmで作られているので、ぴったり合います。
また、穴の奥(おく)にはバネ式の金具が入っているので、さし込んだパーツはすぐには抜(ぬ)けません。
とても便利ですネ!
裏(うら)をみると、金属(きんぞく)の板が並んでいます。
この板は、穴の奥の金具を連結(れんけつ)して電気を流すためのものです。
ブレッドボードは、他の穴にさしたパーツと電気のやりとりができるように設計(せっけい)されているのデス。
抵抗(ていこう)のような足の長いパーツも、そのまま取り付けられます。
足は、ほかのパーツに触(ふ)れないように注意してください。
足が届(とど)かないときは「ジャンパー・ワイヤ」を使います。
離れたところまで「ジャンプ」できるので、このような名前になったンですよ。
ジャンパー・ワイヤは意外(いがい)とたくさん使いますので、いろいろな「色」「長さ」が入ったセットがオススメです。
それでは前回の「おさらい」で、LEDを光らせてみましょウ!
赤い線のところに電源のプラスをつなぎます。
そこから1kΩ(キロ・)オーム)の抵抗(ていこう)を通ってLEDのアノードに、カソードからはジャンパー・ワイヤを使って青に、青は電源のマイナスにつなぎます。
ちゃんと光りましたネ! 慣(な)れれば1分ぐらいで作れますヨ!
それでは少しフクザツな回路を作ってみましょう。
これはMicrochip(マイクロチップ)というメーカーのマイコンで、書き込まれた「プログラム」通りに作動するパーツです。
とても小さいですが、いろいろなことができるパーツなのデス。
液晶(えきしょう)ディスプレイをつなぎ、文字を表示(ひょうじ)させるプログラムを実行すると、ちゃんと動きましタ!
プログラミングの仕方(しかた)は、別の機会(きかい)に紹介しますネ。
離(はな)れて見ると、パーツとワイヤでゴチャゴチャですネ…
フクザツな回路を作るときは、間違(まちが)えないように、あわてず少しずつ進めてくだサイ。
ブレッドボードは実験(じっけん)用なので、そのまま使い続けるには不向(ふむ)きでス。
ずっと使いたい回路は、裏(うら)に同じような配線がされている「ユニバーサル基板(きばん)」に作り直すと良いでしょう。
LEDと抵抗(ていこう)は、前回の余(あま)りなのでゼロ円です。
500円でいろんな回路を試(ため)せるのですから、とてもお買い得(どく)ですネ!
それではみなさま、ゴキゲンヨウ~!