その三・ブレッドボードでラクラク工作

その三・ブレッドボードでラクラク工作

ビギ電部(その参・ブレッドボードでラクラク工作)
アンドウくん
アンドウくん

みなさまこんにちは、アンドウくんデス。

今回はカンタンに電子工作(でんしこうさく)できる「ブレッドボード」を紹介(しょうかい)します。

前回までは、ハンダづけの代わりに熱収縮(ねつしゅうしゅく)チューブを使って配線(はいせん)する方法をを紹介ました。

ドライヤーで温(あたた)めるだけで丈夫(じょうぶ)に作れますが、ちょっと試(ため)してみたいときはテマがかかりますね。

アンドウくん

そんなときに便利(べんり)なのが「ブレッドボード」で、パーツに電気を流すの足、つまりリードをさし込むだけで回路(かいろ)が作れるンです!

ブレッドボードにはたくさんの穴があり、縦横(たてよこ)ともに2.54mm(ミリ・メートル)間隔(かんかく)のものが一般的(いっぱんてき)です。

なんかハンパな数?と思うでしょうが、これは海外で使われる長さの単位・インチをもとに作られているからで、2.54mmは「10分の1インチ」なんですヨ。

多くのパーツのリードも同じ2.54mmで作られているので、ぴったり合います。

また、穴の奥(おく)にはバネ式の金具が入っているので、さし込んだパーツはすぐには抜(ぬ)けません。
とても便利ですネ!

裏(うら)をみると、金属(きんぞく)の板が並んでいます。
この板は、穴の奥の金具を連結(れんけつ)して電気を流すためのものです。

ブレッドボードは、他の穴にさしたパーツと電気のやりとりができるように設計(せっけい)されているのデス。

抵抗(ていこう)のような足の長いパーツも、そのまま取り付けられます。

足は、ほかのパーツに触(ふ)れないように注意してください。

足が届(とど)かないときは「ジャンパー・ワイヤ」を使います。
離れたところまで「ジャンプ」できるので、このような名前になったンですよ。

ジャンパー・ワイヤは意外(いがい)とたくさん使いますので、いろいろな「色」「長さ」が入ったセットがオススメです。

アンドウくん

それでは前回の「おさらい」で、LEDを光らせてみましょウ!

赤い線のところに電源のプラスをつなぎます。
そこから1kΩ(キロ・)オーム)の抵抗(ていこう)を通ってLEDのアノードに、カソードからはジャンパー・ワイヤを使って青に、青は電源のマイナスにつなぎます。

ちゃんと光りましたネ! 慣(な)れれば1分ぐらいで作れますヨ!

それでは少しフクザツな回路を作ってみましょう。

これはMicrochip(マイクロチップ)というメーカーのマイコンで、書き込まれた「プログラム」通りに作動するパーツです。
とても小さいですが、いろいろなことができるパーツなのデス。

アンドウくん

液晶(えきしょう)ディスプレイをつなぎ、文字を表示(ひょうじ)させるプログラムを実行すると、ちゃんと動きましタ!

プログラミングの仕方(しかた)は、別の機会(きかい)に紹介しますネ。

離(はな)れて見ると、パーツとワイヤでゴチャゴチャですネ…

フクザツな回路を作るときは、間違(まちが)えないように、あわてず少しずつ進めてくだサイ。

ブレッドボードは実験(じっけん)用なので、そのまま使い続けるには不向(ふむ)きでス。

ずっと使いたい回路は、裏(うら)に同じような配線がされている「ユニバーサル基板(きばん)」に作り直すと良いでしょう。

アンドウくん

LEDと抵抗(ていこう)は、前回の余(あま)りなのでゼロ円です。

500円でいろんな回路を試(ため)せるのですから、とてもお買い得(どく)ですネ!

それではみなさま、ゴキゲンヨウ~!