19 7月 夏休みだヨ!全員工作(たたくと光る「発電うちわ」)
みなさまこんにちは、アンドウくんデス。
夏休みの自由研究にピッタリな「たたくと光る 発電うちわ」を紹介しま~す!
発電には「圧電素子」を使います。
このパーツは振動を与えると電気を生み出す性質を持っています。
クルマや自転車はもちろん、歩くときの振動を利用すればいつでも発電できるので、未来のエネルギー源として注目されているンですよ!
圧電素子なんて聞いたことない!と思うひとが多いでしょうが、意外と身近なものに使われています。
お誕生日やクリスマスに贈る「メロディ・カード」です。
メロディ・カードでは、圧電素子をスピーカーとして使っています。
スピーカーは電気信号を音つまり振動に変えるパーツですが、振動を電気に変える逆の働きもできるンです。
それが「振動発電」です。
発電する様子を見てみましょう。
右上の黒い圧電素子をソレノイドでたたくと、カチカチという音といっしょに2つのLEDが光ります。
ソレノイドについて詳く知りたいひとは、ビギ電・その5を読んでくださいね。
それでは「手作りうちわキット」を使って、光るうちわを作りまショウ!!
圧電素子はとても薄いので、うちわには最適のパーツです。
完成しているうちわなどいろいろなタイプがあるので、好みに合わせて用意してください。
まずは圧電素子の導線が取れないように、ガムテープなどで保護しておきましょう。
あとで透けて見えちゃうので、白いテープをオススメします。
LEDの色や大きさも自由に選んでくださいネ。
ただし発電量はごくわずかなので、「高輝度」「超高輝度」と呼ばれる、とても明るいタイプを用意してください。
導線は細いもので充分です。
ハンダ付けしよう!と思っているひとには、ビニールが溶けにくい「耐熱ワイヤー」が便利ですヨ。
LEDに流れる電流はとても少ないので、抵抗は必要ありません。
また、圧電素子からの電気はプラスとマイナスが入れ替わるので、2つのLEDを逆向きにつなぐのがポイントです。
LEDの足を曲げるときは、根元を少し残しておきましょう。
プラスチック部分ギリギリのところで曲げると、足が取れてしまうことがあるからです。
ビニールをむいた導線を2~3回巻いてからハンダ付けするか、
ハンダ付けしない場合は熱収縮チューブを使います。
かぶせてからドライヤーで温めるとチューブが縮み、導線が抜けにくくなりますヨ。
圧電素子とLEDをつないだら、両面テープでうちわの骨に固定します。
振動が強いと明く光りますので、圧電素子は手で持つ「柄」から遠いところが良いですヨ。
用意したキットは骨が柔らかかったので、2つ重ねて使うことにしました。
うちわのスピードが速ければ振動も強くなりますカラ、なるべく硬いものを選んでくださいネ。
2つの骨を固定したら地紙を貼ります。
シール式なのでカンタンです!
地紙が真っ白ではオモシロくありませんので、自由にデコっちゃってください!
ワタシはラーメンでお馴染みの「双喜紋」と、
みなさま夏バテしないよう「健康祈願」にしました。
それではうちわを光らせてみましょう!
さきほどの装置を改造し、ソレノイドで高速パーンチ!してみます。
LEDが2つとも光りましたね、完成でーす!
夕涼みしながらLEDの光を楽しんでくださ~い。
なんか当たり前のように説明してきましたが、電池がないのにLEDが光るって、ちょっとフシギな光景ですね。
パワーアップして防災グッズを作ってもオモシロそうです。
それではみなさま、ゴキゲンヨウ~!