10 10月 日本MIDI化計画 MIDIで「ミニ・グランドピアノ」
みんな~! 運動会は楽しかったかな~?
運動会といえばBGMだっ!
というわけで~、今回はイーケイジャパンさんの
「ミニ・グランドピアノ」をMIDI化するぞ~!
以前紹介したように、このキットにはハンダ付けが必要だから~ダレでもカンタンに、とはいえない。
だが!ハンダ付けのしかたマニュアルもあるから~、はじめてのひとも安心してチャレンジできるぞ~!
説明書もさることながら~、どんな仕組みかわかるように「回路図」まで公開されているので~、改造もカンタンだ~!!
ハロウィンとクリスマスがいっぺんに来たぐらいうれしい~!
キー入力、音、LED、の3つを28ピンのマイコン
1つでおこなっている~。
良く考えて設計されているぞ~。
電源以外のスイッチが30個もあるのに、28ピンのマイコンじゃ「足」が足りない~!?
ところが12本の「足」で管理しているから、28ピンでも大丈夫なんだ~!!
なぜ12本でOKかというと~、12を8と4にわけ、
かけ算すると32、30を超えるからだ~!
6と6にわければ36個まで管理できるぞ~。
数が多いとわかりにくいので8本で説明する~。
最初の4本は電気を出す「出力」、残りは「入力」に設定する。
それから出力を横方向の「行」、入力を縦の「列」にしてつなぐ~。
まず、1行目の出力A「だけ」電気を流す~。
イラストのように左上のスイッチが押されていたら「入力1」に電気が流れる、当然だ~。
このようにAと1がつながったときは、例えば「ド」とプログラムしておくんだ~。
つぎに出力B「だけ」から電気を流し、同じように入力1~4の状態を確認し~、Bと2がつながったら「ファ」など別の音が出るようにしておく~。
こうしてA~Dを繰り返すと、A-1、A-2、A-3、A-4、B-1、B-2、… D-3、D-4 の、16の音が出せるようになるんだ~!
ナゼこんなつなぎかたをするのか~? それはマイコンの「足」を節約できるからだ~。
スイッチが100個あったら100-10×10で80本も減らせるので~コンパクトにできるんだ~!
このようなつなぎかたを「マトリクス」という~。
といってもサングラスの男が銃弾をよける映画じゃないぞ~。
ダイオードが必要な場合もあるが~、またの機会に説明する~。
このキットは出力8、入力4のようで、低い「ファ」から2オクターブ上の「ファ」まで出せるので、すべての音をカバーするように改造する~。
音色を変える「トーン」スイッチは、高い「ソ」を割り当てることにした~。
スイッチの代わりに「フォトカプラ」というパーツを使う~。
左の赤い線はMIDIのマイコンに、右の青はピアノのスイッチにつなぐんだ~。
すると、赤い線に電気が流れているあいだだけ青もつながるので、スイッチと同じように使えるゾ~。
音がわかるようにLEDを追加しておいた~。
緑が白鍵、黄色は黒鍵、赤は「ド」の位置だ~。
右上の白LEDは「トーン」スイッチに連動させておいた~。
LEDがまぶしいので、やや暗いところで撮影したぞ~。
それではミュージック、スタートっ!!
//LEDの点滅にご注意ください。
楽譜はこんな感じで、なんとなーくアレンジした~。
というわけで、ミッション・コンプリートっ!
「オレにMIDIをつなげろ~!」