第4話 Wi-FiとBluetooth、なにが違う?

第4話 Wi-FiとBluetooth、なにが違う?

わたる
はかせのイヤホン、カッコいいね!! ボクも欲(ほ)しくなっちゃった!
はかせ
Bluetooth(ブルートゥース)じゃからケーブルを気(き)にせず使(つか)えて便利(べんり)じゃゾ。
ほかにもマウスやキーボード、スマホのリモコン・シャッターなどもあるぞ。
くるみ
うちのキーボードもケーブルがないからBluetooth(ブルートゥース)なの?
はかせ

否(いな)、マウスやキーボードには別(べつ)の電波(でんぱ)のものもあるからのぅ、
ケーブルだけでは分(わ)からんのじゃよ。

わたる
うわっ、いっぱいあってヤヤコしいんだね。
全部(ぜんぶ)Wi-Fi(ワイファイ)にしちゃえばいいのに。。
はかせ
おぉ!斬新(ざんしん)なアイデアじゃな。
たしかにシンプルじゃが、かえってメンドウになるかもしれんのう。
わたる
えっ、何(なに)かヘンなことが起(お)きるの??
はかせ

そう。まず気(き)になるのが「イーサネット」の特徴(とくちょう)である「共有(きょうゆう)」じゃな。
例(たと)えばプリンタは1台(だい)あればみんなが「自分(じぶん)のもの」として使(つか)えるじゃろ?
じゃがBluetooth(ブルートゥース)は先(さき)につないだひとしか使(つか)えんようになっておるンじゃ。

ナビ
イーサネットは、みんなが使(つか)っているネットワークの正式名称(せいしきめいしょう)ニャ。
「ネットワーク」とか「LAN(ラン)」とも呼(よ)ばれているけど、どれも同(おな)じニャ。
はかせ
もしイヤホンをWi-Fiにして、誰(だれ)かと共有(きょうゆう)したらどうなるかな?
聞(き)きたいときに好(す)きな音楽(おんがく)が聞(き)けない、なんてことが起(お)きてしまうじゃろ。
くるみ
そっか! 共有(きょうゆう)できないほうが良(よ)いものもあるのね。
はかせ

うむ。それにBluetooth(ブルートゥース)はルータが要(い)らないから、屋外(おくがい)でもカンタンに使えるメリットがある。
まぁ、Wi-Fiもルータなしで接続(せつぞく)する方法(ほうほう)があるがな、なにも複雑(ふくざつ)にする必要(ひつよう)はないじゃろ?

わたる
ホントだ、全部(ぜんぶ)Wi-Fiだと不便(ふべん)なこともあるんだね。
はかせ
ホッホッ、何(なに)ごとにもメリットとデメリットがあるもンじゃよ。
そういえば、最近(さいきん)はBluetooth(ブルートゥース)で動(うご)かすロボットも増(ふ)えていてな、なかなか楽(たの)しいぞ。
わたる
あっ、それいいね! ボクも欲(ほ)しい!!
ナビ
イヤホンの話(はなし)はどこに行(い)ったニャ……

質問:Wi-FiとBluetooth、なにが違う?

答え:Wi-Fiはネットワーク用、Bluetoothは周辺機器のケーブルをなくすための規格です。

Bluetoothはいまからおよそ30年前、マウスやキーボード、ヘッドセットなどの「デバイスのワイヤレス化」のために誕生しました。そのためWi-Fiと比べて電波が弱く、通信速度も決して速いとはいえません。しかし消費電力がとても少ないため、忘れ物防止用のキーホルダー、迷子を探すためのビーコンなど、充電せずに長期間使うデバイスに利用されています。

また、Bluetoothはルータが必要ないので、屋外でも気軽に使えるのもメリットです。現在の製品はバージョン4.xが主流で、10mほどしか電波が届かないClass2がほとんどですが、なかには100mも飛ぶClass1の製品もあります。次期バージョンでは到達距離は400m、データ転送速度も2倍になる予定ですので、多くの屋外用デバイスが登場するでしょう。

「ネットワーク」ではファイルやプリンタを複数のひとが共有できますが、Bluetoothデバイスは1台のスマホやパソコンにしか接続できない仕組みなので、ほかのスマホで利用するときは接続し直す必要があります。1組のホストとデバイスが「ペア」になることから、接続を「ペアリング」と呼びます。

余談ですが、Bluetoothはかつてのデンマーク王の名前が由来で、通信規格を統一したいという気持ちが込められているそうです。しかしながらワイヤレスマウスやキーボードには専用の装置が使われているものも多く、統一にはまだ時間がかかりそうですね。