World Robot Summit2018(東京大会)パート1

World Robot Summit2018(東京大会)パート1

はかせとナビで、10月17日~21日に東京ビックサイトで開催されたWorld Robot Summit2018(東京大会)へ行ってきました。
World Robot Summit2018(東京大会)に行ってきした。パート1

ワールドロボットサミットとは?

World Robot Summit(WRS)は、ロボットの活躍が期待されるさまざまな分野において、世界中から集結したチームがロボットの技術やアイディアを競う競技会「World Robot Challenge(WRC)」と、ロボット活用の現在と未来の姿を発信する展示会「World Robot Expo(WRE)」とで構成されています。ロボットをテーマに人々がつながり、未来を語り合う場です。

会場に入ると、さまざまな分野のロボットが展示されています。

お菓子の箱詰め自動化ライン

お菓子の箱詰め自動化ライン
複数のロボットを配置し、効率的なラインが編成されています。
お菓子の箱詰め生産ラインを例にすると、「箱供給機:ダンボールを1枚ずつ繰り出す装置」→「箱を1枚ずつ取り出して組み立てる」→「ピッキング:変形するモノを3D認識してピッキング」→「説明書供給機:紙を1枚ずつ取り出す装置」→「箱のフタを閉じる」→「ハンドカメラ:品質チェック」

はかせ
ロボットを導入することによって人手不足解消、製造品質の安定化、労働生産性の向上など大きな効果が得られるのじゃ!

リハビリ支援ロボットシステム

リハビリ支援ロボットシステム
患者さんに合わせたリハビリ難易度の調整や歩行状態のフィードバック機能など、運動学習理論に基づいた様々なリハビリテーション支援機能を備えているロボットです。
ロボット脚は患者さんが立っているとき、脚を動かしているときに、どのように膝関節の曲げ伸ばしをおこなっているかを感知して、可動部のモーターを適切に制御することで自然な歩行をサポートします。
患者さん自身が正面の大型モニターで歩く姿勢を確認できるのも特徴になっています。

装着ロボット型バランサー

装着ロボット型バランサ
装着するだけで使用できて、重い荷物を高いところや上下左右に持ち上げることが可能です。
モーターではなく、とても強い力で収縮する空気圧式の人工筋肉を使用していて、これが身体を動かす原動力となり、人や物を持ち上げる際の体の負担を軽減してくれます。

ナビ
ロボットを装着する前と後だと、20キロのケースを持ち上げる高さが全然違ったにゃ!
はかせ
ロボットを装着すると、腕と腰を補助してくれるからじゃな!

黒柳徹子さんのアンドロイドロボットtotto

黒柳徹子さんのアンドロイドロボットtotto
黒柳徹子さんを3Dカメラでスキャンして等身大の型を作成され、会話に合った表情やしぐさ、癖なども研究され、ロボット制御によって再現されています。42年にわたる『徹子の部屋』の会話データをもとに、ディープラーニングの技術を応用して、話す言葉のトーン、イントネーション、癖を学習しているそうです。さらに、最新の対話技術により、黒柳さんのキャラクター性あふれる会話が再現されています。

ナビ
まるで徹子の部屋に招かれたようだにゃ~。

卓球コーチロボット

卓球コーチロボット

AIがプレイヤーのレベルに合わせて卓球をしてくれるというものです。人の動きをAIが予測し、スマッシュなど人が打ち返す球種を予測します。マッシュ予測機能により、臨場感溢れるラリーを楽しむことができます。

はかせ
ただ打ち返すだけでなく、サーブ機能も備えているのじゃ!

次回はロボット大賞受賞のロボットを紹介します!