第2話 AIスピーカには「AI」は入っていない?

第2話 AIスピーカには「AI」は入っていない?


わたる

えぇー? じゃあAI(エー・アイ)はどこにいるの?


はかせ
インターネットにつながった、どこかのサーバの中(なか)じゃな。
webやメールと同(おな)じで、どこにあるかは重要(じゅうよう)ではないんじゃよ。

わたる
じゃあ、どうやって電気(でんき)をつけたり、質問(しつもん)に答(こた)えたりできるの?

はかせ
AIスピーカは話(はな)しかけられた言葉(ことば)を「信号(しんごう)」に変(か)えてサーバに送(おく)っているんじゃ。
するとサーバは、それにふさわしい回答(かいとう)を信号(しんごう)で返(かえ)してくれる。
AIスピーカはその信号(しんごう)を「声(こえ)」にしているだけなんじゃよ。

わたる
なんだぁ、意外(いがい)とカンタンなんだね。

はかせ
うむ。「AIスピーカ」「スマートスピーカ」と呼(よ)ばれているから誤解(ごかい)されがちじゃが、声(こえ)と信号(しんごう)を変換(へんかん)するのが役目(やくめ)なんじゃ。

ナビ
人間(にんげん)とAIサーバの橋渡(はしわた)しをしているから「AIアシスタント」とも呼(よ)ばれるニャ。

くるみ
でもAIってとても難(むずか)しいんでしょ?
そんなすごいものが無料(むりょう)で使(つか)えるのって不思議(ふしぎ)かも。

はかせ
ホッホッ、そうでもないぞ。
まずはAIを利用(りよう)するための装置(そうち)が必要(ひつよう)じゃからな。
スマホやタブレットはもちろん、照明(しょうめい)をコントロールする装置(そうち)なども売(う)れるようになるじゃろう。

わたる
確(たし)かに。

はかせ
それにAIは、多(おお)くのひとが利用(りよう)するほど成長(せいちょう)できるんじゃよ。
聞き取(き と)れない、回答(かいとう)できないなどの弱点(じゃくてん)がわかれば改良(かいりょう)できるからな。

くるみ
そっか、AIの勉強(べんきょう)になっているのね。

はかせ

さらに重要(じゅうよう)なのは「機械学習(きかいがくしゅう)」じゃ。

これはデータからルールや傾向(けいこう)を見(み)つけることでの、代表的(だいひょうてき)なのが迷惑(めいわく)メールフィルタじゃ。
データが多(おお)いほど学習(がくしゅう)できるから、無料(むりょう)でも、多(おお)くのひとに使(つか)ってもらったほうが「得(とく)」なんじゃよ。


わたる
AIって勉強(べんきょう)が好(す)きなんだね!
代(か)わりに宿題(しゅくだい)やってもらえるようになるのかな?

ナビ
AIを見習(みなら)って、ちゃんと学習(がくしゅう)しないとダメニャ。。。

質問:AIスピーカには「AI」は入っていない?

 

答え:入っていません。

AIスピーカは、マイクで拾った音声をAIに届け、AIからの回答をスピーカで再生する装置です。

Amazon Echo(エコー)やGoogle Homeに代表されるスマートスピーカは「AIスピーカ」とも呼ばれますが、AIが内蔵されているわけではなく、サーバとつながるための音声入出力装置と呼ぶべきでしょう。
そのため「いま何時?」「明日の天気は?」といった質問に答えるだけでなく、「今日の予定は?」「10分後にアラームを鳴らして」など、自分のスケジュールと連動させることも可能です。

また関連製品を利用すれば「リビングの照明をつけて」「動画を再生して」といったフレーズで照明器具やテレビとも連携できるので、声だけで操作できる「スマートホーム」も夢ではありません。

iPhoneのSiri、AndroidのGoogleアシスタントも同じ仕組みですので、ぜひ活用してください。