11 9月 第9話 「プログラム」って何?
プログラムだらけって言われても、ピンとこないなぁ。。
ホッホッ、それでは「プログラムとはなに?」から始めようかのう。
カンタンに言えば、コンピュータが何をすれば良いのかを記した手順書じゃよ。
カンタンに言えば、コンピュータが何をすれば良いのかを記した手順書じゃよ。
手順書?
うむ。
スケジュールや予定と言っても構わんじゃろう。
スケジュールや予定と言っても構わんじゃろう。
えぇー?
コンピュータってアタマ良いのに、なんかフツウだね。
コンピュータってアタマ良いのに、なんかフツウだね。
否、賢いとは言えんぞ。
高速で正確に計算できるが、コンピュータには常識もなければ考えることもできないからな。
高速で正確に計算できるが、コンピュータには常識もなければ考えることもできないからな。
AIで知られる「人工知能」が注目されているのも、いまのコンピュータは指示されたことしかできないからニャ。
家電が良い例じゃな。
自動で氷を作る冷蔵庫、ちょうど良い温度に温めてくれる電子レンジなどは、プログラムがなければ成り立たんのじゃよ。
自動で氷を作る冷蔵庫、ちょうど良い温度に温めてくれる電子レンジなどは、プログラムがなければ成り立たんのじゃよ。
そうなんだ!
いつでも氷があるのって、プログラムのおかげなのね。
いつでも氷があるのって、プログラムのおかげなのね。
プログラムといってもシンプルなものじゃがな。
ときどき氷の量をチェックしなさい、少なければ追加しなさい、たくさんあるときは何もしない、といった具合じゃ。
ときどき氷の量をチェックしなさい、少なければ追加しなさい、たくさんあるときは何もしない、といった具合じゃ。
そういわれるとカンタンに思えてきたけど…
じゃが人間の言葉は通じないからの、手順書は「コンピュータ語」で作る必要がある。
それがプログラミングじゃよ。
それがプログラミングじゃよ。
スマホやパソコンのアプリも「プログラム」ニャし、WindowsやAndroidといったOS(オー・エス)もプログラムの仲間ニャ。
おもしろそう!
プログラムを作るには、なにが必要なの?
プログラムを作るには、なにが必要なの?
なにがしたいか次第じゃ。
ゲームやアプリを作りたいなら、パソコン上でプログラミングしてそのまま実行できる言語が良いじゃろう。
ロボットを作りたければマイコンじゃな。
ゲームやアプリを作りたいなら、パソコン上でプログラミングしてそのまま実行できる言語が良いじゃろう。
ロボットを作りたければマイコンじゃな。
マイコンはマイクロ・コントローラの略で、センサーやモーターなどをつないで動かせるニャ。
最近は、micro:bit(マイクロビット)のようにプログラミング言語を使わないマイコンもあるニャ。
最近は、micro:bit(マイクロビット)のようにプログラミング言語を使わないマイコンもあるニャ。
ゲームとロボットかぁ、どっちも魅力だなぁ~!
気絶するほど悩ましい~
気絶するほど悩ましい~
ホッホッ、どちらも遊びが目的のようじゃが、プログラムの勉強になるから良いじゃろう。
じゃが、うまく作れないとイヤになるからな、カンタンそう!と思えたものがオススメじゃな。
じゃが、うまく作れないとイヤになるからな、カンタンそう!と思えたものがオススメじゃな。
ワタシの新しいプログラム、早く作ってくださいネ。。。
質問:「プログラム」って何?
答え:コンピュータが、いつ、なにを、どのようにおこなうべきかを記した「手順書」です。
学芸会や運動会でご存じのように、プログラムは「予定」「計画表」と訳されます。コンピュータのプログラムも同様で、実行させたい内容を記した手順書と表現できます。
もっともシンプルなプログラムは、時間の流れに沿って実行すべき内容を A→B→C→D… のように指定したもので、初心者でも比較的カンタンに作れます。しかし一方的に命令しているだけなので、処理が間に合わない、思ったよりも早く済んだ、など、予想外のできごとに対処できません。そのため「もし〇〇なら□□しなさい」のように回避するのが一般的で、これを条件分岐や条件実行と呼びます。
これはセンサーを使う場合も同じで、「もし暗くなったら」→照明をつける、「もし障害物にぶつかったら」→バックする のようにプログラムして処理を自動化しているのです。
プログラムや条件と聞くとムズカシそうに思えるかもしれませんが、「雨が降ったら」→傘をさす、「水曜の朝になったら」→可燃ゴミを出す など、われわれが普段おこなっていることを、コンピュータの世界に置き換えたに過ぎません。思い通りのプログラムが作れないときは、コンピュータの目線でシミュレーションすると良いかもしれませんね。