第2話 「IoT」で、なにができる?

第2話 「IoT」で、なにができる?

はかせ
IoTアイ・オー・ティーは「モノのインターネット」とやくされるが、モノの「ための」とったほうが
わかりやすいじゃろう。
わたる
モノって機械きかいのことだよね? 機械きかいにもインターネットが必要ひつようなの?
はかせ
インターネットはひとのためにつくられたものじゃが、機械きかい使つかえるようになると、なにかと便利べんりなんじゃよ。
わたる
動画どうがをアップするカメラとか?
はかせ
やがてはそうなるかもれんな。
じゃが、もっと身近みぢかなものが注目ちゅうもくされておる。どのいえにもある家電かでんじゃ。
くるみ
冷蔵庫れいぞうことか電子でんしレンジのこと?
はかせ
うむ。
たとえば炊飯器すいはんきじゃな。いろんなメニューが用意よういされているから、フツウのごはんはもちろん、ボタンひとつでおかゆだってつくれる。
ナビ
炊き込た こみごはんや「おこげ」がつくれるものもあるニャ。
はかせ
じゃがあたらしい料理りょうり登場とうじょうしたらどうなるかな?
メニューにないから、自分じぶん調節ちょうせつするしかないじゃろう。
そこで役立やくだつのがインターネットじゃ。
くるみ
わかった!
あたらしいレシピようのプログラムをダウンロードするのね?
はかせ
そのとおりじゃ。
電子でんしレンジや洗濯機せんたくきおなじで、買い替か かえなくても最新さいしんのメニューが使つかえるようになれば便利べんりじゃろう?
ナビ
どんな使い方つか  かたをしているか送信そうしんすれば、メーカーの新製品しんせいひんづくりにも役立やくだつニャ。
はかせ
Wi-Fi対応たいおうのエアコンなんてさそうじゃな。
消し忘け わすれもふせげるし、そろそろかえろうかというときにつければ、ちょうど室温しつおんになっておるじゃろうからな。
わたる
あっ!
部屋へや電気でんきつけっぱなしかも…
アンドウくん
IoTにたよらず、ちゃんと習慣しゅうかんにつけましょうね。。。

質問:「IoT」で、なにができる?

 

答え:家電に代表される「モノ」をインターネットにつなぐことで、必要な情報を機械自身がやりとりできるようになります。

メールのような文字から始まり音楽や動画も送受信できるインターネットは、いまでは生活必需品と表現できるでしょう。
しかしこれだけ普及しているのに、おもに人間の情報のやりとりに使われ、機械には無縁の存在のままでした。
そこで「もの」もインターネットにつなげ、情報を送受できるようにしたのがIoT(インターネット・オブ・シングス)です。

IoTの最大のメリットは人間を介さず情報を送受できることで、洗濯機は新しい洗剤の使い方、オーブンなら流行りのお菓子の焼き方など、最新の情報を取り入れることができます。
逆に機械が情報を発信すれば、録画予約の多いテレビ番組、人気のレシピなどをサーバに送り、みんなで共有することもできます。

IoTに似たものとして、ネットワークを介して機械同士が連携するM2M(マシン・トゥ・マシン)もあります。
例えば調理器具が作動したら換気扇が回りはじめるなど、必要な操作を自動化することが可能です。

IoTもM2Mもまだまだ一般的とは言えませんが、ネットワークを利用すれば格段と便利になります。
Wi-Fi接続できる家電が当たり前となる日も、そう遠くはないでしょう。