26 6月 第12話 iPhoneとandroid、「コネクタ」が違うのはナゼ?
えぇー! iPhoneってUSBじゃないんだ!
じゃあどうしてUSBハブがあるの?
じゃあどうしてUSBハブがあるの?
うむ、USBではないが、USBの機能は持っているからじゃ。
USBじゃないけどUSBが使える?
なんかヘンなの…
なんかヘンなの…
ホッホッ、USBは「規格」じゃからの、通信方法やスピード、コネクタの形まで決められておる。
それ以外のものはUSBと名乗れないんじゃよ。
それ以外のものはUSBと名乗れないんじゃよ。
携帯電話のころは、通信会社ごとに独自のコネクタが使われていたニャ。
スマホの登場でほとんどのメーカーがUSBを使うようになったけど、アップルは独自のコネクタを続けているニャ。
スマホの登場でほとんどのメーカーがUSBを使うようになったけど、アップルは独自のコネクタを続けているニャ。
androidの端末ではMicroBという平べったい台形のコネクタが多かったが、最近は上下どちら向きでも挿せるType-Cが増えておるな。
iPhoneのLightningも表裏の区別がない構造じゃが、登場したのは2012年じゃから、Type-Cよりも先なんじゃ。
iPhoneのLightningも表裏の区別がない構造じゃが、登場したのは2012年じゃから、Type-Cよりも先なんじゃ。
USBアダプタで充電するのに、なんで違うコネクタにしているの?
接続できる機器が勝手に作られないように、と考えるのが自然じゃろう。
まぁ、USBにも同じような制約はあるんじゃがな。
まぁ、USBにも同じような制約はあるんじゃがな。
Lightningにはアップルの特許技術があるから、誰でも使えるわけじゃないニャ。
その意味からも、アップルが認めた製品か確認できるように、ケーブルにも「認証チップ」が入っているニャ。
その意味からも、アップルが認めた製品か確認できるように、ケーブルにも「認証チップ」が入っているニャ。
アップルが知らない製品が勝手に出回らないようにするため、じゃろうな。
ケーブルとかダメになっちゃったら、どうすれば良いの?
アップルが販売している「純正」か、「認証」「認定」と書かれたものを選ぶんじゃ。
USBも製造元がはっきりしない製品があるからな、やはりUSBのロゴが描かれているものが良いじゃろう。
USBも製造元がはっきりしない製品があるからな、やはりUSBのロゴが描かれているものが良いじゃろう。
じゃあ、このハブどうしよう?
ボクのはandroidだから接続できないし。。。
ボクのはandroidだから接続できないし。。。
変換アダプタを利用する手もあるがな、そもそもハブをつないでなにをするんじゃ?
あっ!もらったから使ってみたかったけど、必要ないかも…
なんじゃ、人騒がせな…
質問:iPhoneとandroid、「コネクタ」が違うのはナゼ?
答え:iPhoneは「独自性」、androidは「互換性」を求めたから。
USBの正式名称はユニバーサル・シリアル・バスで、ユニバーサルは「一般的」「共通」などの意味を持ち、メーカーや機種を問わず使えるようにするため、USB-IFという団体が規格を定めています。
規格には流れる電流や使用するコネクタなどが定められ、それに沿って作られなければいけませんが、残念ながら守られていない製品も少なくありません。
そんなときに役立つのが「ロゴマーク」で、ロゴのある製品はUSB-IFの試験をクリアした証なので、品質が高く安心して利用できます。
対して、iPhoneなどに採用されているLightning(ライトニング)はアップル社が作った規格なので、USBのようにどのメーカーの製品とも接続できるわけではありません。
互換性を重視しているUSBに対し、Lightningはむしろ逆で、接続された機器がアップル社が認めた製品かどうかを「MFi認証」という機能でチェックしています。
充電専用のケーブルでもMFi認証によって使えない場合もありますので、「認証」「認定」と表示されているものを選ぶと良いでしょう。