第11話　ウイルスって　なに？

パソコンやスマホを利用するには、windowsやandroidなどのOSと　アプリケーション（アプリ）が必要で、電源を切る、画面の明るさを変えるなどの基本的な機能はOSが提供しています。

対してゲームや表計算など、なくてもスマホが動く機能はソフトやアプリケーションと呼ばれ、例えば「おこづかい」を管理したいときは表計算、写真が好きなひとは画像編集アプリと、使うひとの好みにあわせて選べるのです。

ところが、インストールすると勝手にファイルを消してしまったり、OS自体を使えなくしてしまうなど、使うひとにダメージを与えるアプリケーションも存在します。これらの悪意を持ったアプリは、体内に入って悪さをするインフルエンザなどに似ていることから「ウィルス」と呼ばれるようになったのです。

コンピュータウィルスは「開く」＝実行するとインストールされ感染してしまいますので、知らないひとからのメールに添付されたファイルや、知らないあいだにダウンロードされていたファイルなどは要注意。手口がどんどん巧妙になっていますので、心配なひとは「アンチウィルスソフト」をインストールしておきましょう。

コンピュータウィルスには、感染するとすぐに悪さをするものもあれば、何日か経ってから始めるものもありますので、いま大丈夫で油断は禁物。スマホやパソコンが使えなくなるだけでなく、プライベートな情報を盗み出されてしまうウィルスも存在しますので、「添付ファイルを至急確認して」的なメール、「ウィルスに感染したのでこのアプリを実行してといった偽メッセージには十分注意してください。