31 7月 第3話 「アップデート」しないと、スマホが乗っ取られる?
アップデートしないと、なんでスマホが乗っ取られちゃうの?
うむ。
アップデートには大きく3つの目的があるから、1つずつ説明しよう。
まずは名前の通り「最新の状態」にするためじゃ。
アップデートには大きく3つの目的があるから、1つずつ説明しよう。
まずは名前の通り「最新の状態」にするためじゃ。
コンピュータの部品や技術はどんどん新しいものが登場するから、OSやアプリもそれに合わせて新しくする必要があるニャ。
2つめは機能の向上じゃな。
使いやすさや新しい機能など、より便利にするためじゃ。
使いやすさや新しい機能など、より便利にするためじゃ。
あっ、アップデートしたらアプリの起動が速くなったことがあったわ。
逆に、すぐ再起動してしまうアプリなど、ダメな部分を直しているケースもあるニャ。
「バグ」と呼ばれるプログラムの間違えを修正することもアップデートに含まれるニャ。
「バグ」と呼ばれるプログラムの間違えを修正することもアップデートに含まれるニャ。
3つめは、最近もっとも重要なセキュリティ対策じゃ。
サイバー犯罪の手口もどんどん巧妙化しているから、スマホを乗っ取られたり中をのぞかれたりしないように対策しているんじゃよ。
サイバー犯罪の手口もどんどん巧妙化しているから、スマホを乗っ取られたり中をのぞかれたりしないように対策しているんじゃよ。
なんだぁ、スマホって完璧じゃないんだね。
ちょっとがっかり…
ちょっとがっかり…
ソフトもハードも人間が作ったものじゃからな、間違えもあれば見落としもある。
完璧じゃないからこそアップデートが大事なんじゃよ。
ちゃんとアップデートすれば、ずっと使えるの?
そう、と言いたいところじゃが、アップデートが提供される「サポート期間」には限りがあるんじゃ。
OSやメーカーによって異なるが、例えば販売開始から5年とか、次のモデルが登場してから3年といった具合じゃ。
OSやメーカーによって異なるが、例えば販売開始から5年とか、次のモデルが登場してから3年といった具合じゃ。
じゃあ、そのあとはどうすれば良いの?
インターネットにつながなければ問題ないが、それでは使い道がほとんどないじゃろ。
残念ながら新しいモデルに替えるしかないじゃろう。
残念ながら新しいモデルに替えるしかないじゃろう。
モノを大切にするのは良いことニャけど、セキュリティが第一ニャ。
大きな会社では何千台ものパソコンを買い替えることになるからな。
サポート期間内なのにアップデートしないなんて、とてももったいないことなんじゃよ。
サポート期間内なのにアップデートしないなんて、とてももったいないことなんじゃよ。
そっか、したほうが良いんじゃなくて、しないとアブナいんだね。
次からはちゃんとアップデートしまーす!
次からはちゃんとアップデートしまーす!
次、じゃなくて今回からしましょうネ…
質問:「アップデート」しないと、スマホが乗っ取られる?
答え:あり得る
「アップデート」や「更新」はセキュリティ上問題のある点を修正する役目もありますので、アップデートせずに使っていると誰かに乗っ取られたり、プライバシーが流出する危険性があります。
世界とつながるインターネットは大変便利なのと同時に、自分のスマホが知らないあいだに情報を発信していたり、パソコンに誰かが侵入する可能性もあるので、セキュリティ対策は重要な課題となっています。
OSやアプリはたくさんのプログラムから成り立ち、プログラムの間違えである「バグ」も少なくありません。
なかにはセキュリティ面で問題のあるミスや見落としもあり、これらは「セキュリティホール」や「脆弱性」と呼ばれ、サイバー犯罪のターゲットになりかねません。
そのためメーカーは改良版や修正プログラムを「アップデート」として公開しているのです。
アップデートの公開は弱点を公表しているのと同じ意味ですから、ウイルスなど悪意のあるソフトウェアが誕生するきっかけにもなります。アップデートしないまま使い続けるとさらに危険性が高まるので、アップデートが利用可能、更新が必要などのメッセージが表示されたら、速やかに実行することをお勧めします。