第6話 スマホを振ると「友だち」になれるのはナゼ?

第6話 スマホを振ると「友だち」になれるのはナゼ?

わたる
ねぇ、スマホって、なんでるだけでいろいろできるの?
はかせ
センサーじゃ。
ほとんどのスマホには、どの方向ほうこうに、どれだけのはやさでうごかしたかがわかる「加速度かそくどセンサー」がはいっているんじゃよ。
るとセンサーが信号しんごうし、それをアプリが利用りようしているのじゃ。
ナビ
操作そうさを「シェイク」というニャ。
2人でいっしょにシェイクすると「ともだち」になれるアプリもあるニャ。
わたる
へぇ~、センサーってオモシロいんだね!
ほかにもあるの?
はかせ
室内しつない屋外おくがいでは、画面がめんあかるさがわるじゃろ?
あれもセンサーがまわりの「あかるさ」を確認かくにんして、やすいように調節ちょうせつしているんじゃ。
くるみ
よるになるとつく照明しょうめいもそうなの?
はかせ
そのとおり!
ひとがちかづくとひかるタイプもおなじでの、センサーがあるからできるんじゃよ。
ナビ
スマホやパソコンだけじゃなく、まちにもいろんなセンサーが使つかわれているんニャよ!
わたる
じゃあ、シェイクするとはじまるゲームとかもあるの?
はかせ
技術的ぎじゅつてきには可能かのうじゃろうが、シェイクで起動きどうするアプリがほかにもあったら、一斉いっせいひらいて大混乱だいこんらんじゃわい。
くるみ
そっか!
ほかのアプリのこととかもかんがえないとダメよね。
はかせ
センサーは「ある情報じょうほう」をるためのパーツじゃから、全体ぜんたいのことまではわからん。
センサーをどう使つかうかかんがえてプログラムしないと、かえって不便ふべんになってしまうんじゃ。
ナビ
スマホのマイクで騒音そうおんはかるアプリもあるニャ。
センサーを上手じょうず利用りようすれば、アイデア次第しだいでいろんなことができるニャ!
はかせ

そうじゃ! ひらめいたぞっ!!

「100かいシェイクしないと鳴り止な やまない目覚めざまし」はどうじゃ?
それと「大声おおごえにしか反応はんのうしないAIスピーカ」もさそうじゃな!
あとは…

アンドウくん
アンドウくん


とんでもな~く不便ふべん! っておもったのは、ワタシだけでしょうカ。。。

質問:スマホを振ると「友だち」になれるのはナゼ?

 

答え:内蔵された「加速度センサー」が反応し、決められた処理をおこなうようプログラムされているからです。

ものがはさまると開くエレベーターのドア、ひとがいないときに止まるエスカレーターなど、日常生活にも数多くのセンサーが使われています。
なかでもスマホやタブレットはセンサーの「かたまり」と呼べるほど多くを搭載しています。

スマホが熱くなり過ぎたときにシステムを止める温度センサー、顔を近づけたときに誤作動を防ぐためにタッチパネルを無効にする近接センサーなどは、知名度の高いセンサーと言えるでしょう。
対してあまり知られていないものの代表例は地磁気ちじきセンサーで、地図アプリで東西南北が表示されるのはこのセンサーがあるからです。

また、文中でも紹介しているように、センサーがあればいろいろな情報が得られますが、それをどう使うかは「プログラム」次第です。
スマホのアプリ作りは「誰でもカンタンに」とは言えませんので、興味のある方はマイコンで実験してみると良いでしょう。