18 9月 第10話 メールとメッセージ、どう使いわける?
ねえはかせ、メールとメッセージって何が違うの?
メッセージ? おぉSNS(エス・エヌ・エス)のことじゃな?
文字を伝える点では同じじゃが、生い立ちを考えるとまったくの別モノじゃな。
文字を伝える点では同じじゃが、生い立ちを考えるとまったくの別モノじゃな。
生い立ち?
うむ。
SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、ソーシャルは社会を意味する。
つまり、知らないひととつながるためのツールでもあるんじゃ。
えぇ?
でも招待するとか、グループに参加してないとダメだよね?
でも招待するとか、グループに参加してないとダメだよね?
そういうやりかたもあるが、読めるひとを限定しない方法もあるぞ。
むしろ、知り合いではないひとにこそ見て欲しいひともおるしな。
むしろ、知り合いではないひとにこそ見て欲しいひともおるしな。
じゃあメールはどういうときに使うの?
仕事ではメールがフツウじゃな。
メールアドレスさえ知っていれば、同じアプリやグループじゃなくても送れるからのう。
メールアドレスさえ知っていれば、同じアプリやグループじゃなくても送れるからのう。
会社内でSNSを使うケースもあるけど、社外のひとにはメールが一般的ニャ。
ほかのひとに読まれる心配がないから、社会人じゃなくても内緒話に向いてるニャ。
ほかのひとに読まれる心配がないから、社会人じゃなくても内緒話に向いてるニャ。
あとで検索できるし、プリントアウトすれば書面にもなるから、だいじな話にも適しておるんじゃ。
そういえば、パスワード忘れたときなんかは「ショートメール」が来るけど、メールじゃダメなの?
ショートメールはスマホが誕生するまえの技術でな、インターネットを使わずに文字を送るための工夫じゃった。
じゃがメールやSNSよりも安全でな、最近また注目されておるんじゃよ。
じゃがメールやSNSよりも安全でな、最近また注目されておるんじゃよ。
古い技術なのに安全?
メールやSNSはほかの端末でも使えるのがメリットじゃが、アカウントを悪用されたらそれまでじゃ。
じゃがショートメールはその電話機でしか受けられないから、誰かに知られるリスクが非常に少ないんじゃよ。
じゃがショートメールはその電話機でしか受けられないから、誰かに知られるリスクが非常に少ないんじゃよ。
「仮のパスワード」で定番ニャったけど、最近はログインするたびに変わる「ワンタイム・パスワード」などにも使われているニャ。
いまは必要ないじゃろうが、社会人になったらちゃんと使いわけないといかんぞ。
そのためには特徴を理解しておくことじゃ。
そのためには特徴を理解しておくことじゃ。
はーい、覚えておきまーす!
質問:メールとメッセージ、どう使いわける?
答え:メールは「特定のひと宛て」なのに対し、SNSのメッセージは「知らないひと」にも読んでもらくことができます。
電子メールが誕生したのは1970年代で、同じネットワーク内にいるひとたちのコミュニケーション手段として始まりました。
やがてメールを送受するためのルールである「プロトコル」も確立し、インターネット経由で誰にでも送れるようになりました。
「手紙」の名からもおわかりのように、特定のひとに宛てた情報、と表現できます。
対してSNSは「社会的ネットワーク」と訳されるように、ひととのつながり(=ネットワーク)を構築するための役目も果たしています。
そのため、SNSのメッセージは知り合いやグループだけでなく「知らないひと」にも読んでもらえる特徴を持っています。
スマホが普及したいまショートメール(SMS)を使う機会は減りましたが、その番号の電話機でしか受信できないため、セキュリティの強化に利用されています。
パソコンやスマホでログインすると、ショートメールで一時的なパスワードが送られてくる「2段階認証」などです。
それぞれの特徴を理解し、上手に使いわけましょう。