29 10月 第2話 「IoT」で、なにができる?
IoTは「モノのインターネット」と訳されるが、モノの「ための」と言ったほうが
わかりやすいじゃろう。
わかりやすいじゃろう。
モノって機械のことだよね? 機械にもインターネットが必要なの?
インターネットはひとのために作られたものじゃが、機械も使えるようになると、なにかと便利なんじゃよ。
動画をアップするカメラとか?
やがてはそうなるかも知れんな。
じゃが、もっと身近なものが注目されておる。どの家にもある家電じゃ。
じゃが、もっと身近なものが注目されておる。どの家にもある家電じゃ。
冷蔵庫とか電子レンジのこと?
うむ。
例えば炊飯器じゃな。いろんなメニューが用意されているから、フツウのご飯はもちろん、ボタンひとつでおかゆだって作れる。
例えば炊飯器じゃな。いろんなメニューが用意されているから、フツウのご飯はもちろん、ボタンひとつでおかゆだって作れる。
炊き込みご飯や「おこげ」が作れるものもあるニャ。
じゃが新しい料理が登場したらどうなるかな?
メニューにないから、自分で調節するしかないじゃろう。
そこで役立つのがインターネットじゃ。
メニューにないから、自分で調節するしかないじゃろう。
そこで役立つのがインターネットじゃ。
わかった!
新しいレシピ用のプログラムをダウンロードするのね?
新しいレシピ用のプログラムをダウンロードするのね?
その通りじゃ。
電子レンジや洗濯機も同じで、買い替えなくても最新のメニューが使えるようになれば便利じゃろう?
電子レンジや洗濯機も同じで、買い替えなくても最新のメニューが使えるようになれば便利じゃろう?
どんな使い方をしているか送信すれば、メーカーの新製品作りにも役立つニャ。
Wi-Fi対応のエアコンなんて良さそうじゃな。
消し忘れも防げるし、そろそろ帰ろうかというときにつければ、ちょうど良い室温になっておるじゃろうからな。
消し忘れも防げるし、そろそろ帰ろうかというときにつければ、ちょうど良い室温になっておるじゃろうからな。
あっ!
部屋の電気つけっぱなしかも…
部屋の電気つけっぱなしかも…
IoTに頼らず、ちゃんと消す習慣を身につけましょうね。。。
質問:「IoT」で、なにができる?
答え:家電に代表される「モノ」をインターネットにつなぐことで、必要な情報を機械自身がやりとりできるようになります。
メールのような文字から始まり音楽や動画も送受信できるインターネットは、いまでは生活必需品と表現できるでしょう。
しかしこれだけ普及しているのに、おもに人間の情報のやりとりに使われ、機械には無縁の存在のままでした。
そこで「もの」もインターネットにつなげ、情報を送受できるようにしたのがIoT(インターネット・オブ・シングス)です。
IoTの最大のメリットは人間を介さず情報を送受できることで、洗濯機は新しい洗剤の使い方、オーブンなら流行りのお菓子の焼き方など、最新の情報を取り入れることができます。
逆に機械が情報を発信すれば、録画予約の多いテレビ番組、人気のレシピなどをサーバに送り、みんなで共有することもできます。
IoTに似たものとして、ネットワークを介して機械同士が連携するM2M(マシン・トゥ・マシン)もあります。
例えば調理器具が作動したら換気扇が回りはじめるなど、必要な操作を自動化することが可能です。
IoTもM2Mもまだまだ一般的とは言えませんが、ネットワークを利用すれば格段と便利になります。
Wi-Fi接続できる家電が当たり前となる日も、そう遠くはないでしょう。