27 9月 身近にあるコンピューターの種類と使われている場所
それじゃ、コンピューターがどこで活躍しているか調べてみるぞい!
コンピューターの種類
スマートフォン、タブレット、パソコン…私たちの身の回りは、じつにたくさんのコンピューターであふれています。昔はコンピューターと言えば、研究などの目的で使われるとても大きな機械で、家庭におけるようなものではありませんでしたが、どんどん小型化がすすみ、かつ普通の人たちでも使えるOSやソフトウェアが増えてきて、インターネットが普及しはじめた約20年前に、一家に一台パソコンの時代がやってきました。
そして、携帯電話が普及しはじめたのも約20年前。携帯電話にインターネットの機能が搭載されると同時に、パソコンの小型化もどんどんすすみ、最近は、電話とともにパソコンに近い機能がいろいろ使える、スマートフォンが主流になりました。
これらのコンピューターを、大きさや形にわけて、少し詳しく調べてみましょう。
スマートフォン
電話もできて、かつ色々なソフトウェア(アプリ)が使えるコンピューターです。以前はパソコンでインターネットをしたり、デジカメで撮った写真をパソコンで編集したりしていましたが、スマートフォンは、それ1台で、インターネットやそれを便利につかって色々なコンテンツ(例えばゲームや料理のレシピ、電車の乗り換え案内や天気予報)を利用することができます。
また、スマートフォンで写真も撮影することができます。撮った写真をメールで家族に送信したり、アプリをつかって加工したりすることも簡単です。そして、電話やビデオ電話もできる。スマートフォンはまさに「手軽に持ち運べるコンピューター」です。
タブレット
機能的にはスマートフォンとほぼ同じですが、画面が大きく、かつ薄いのが特徴です。そのため、ノートの代わりにデジタルペンを使って、メモをタブレットに直接とったり、絵をかいたりすることができます。
また、写真や文章を見やすく表示することができるため、レストランのメニュー表示などでもよく使われています。
パソコン(パーソナルコンピューター)
わたしたち個人がコンピューターを使って何かしらの作業をするのに、一番適したコンピューターです。タブレットやスマートフォンなどの手軽さはありませんが、インターネットはもちろん、大きなモニタとキーボードを使って、速く文章を作成したり、高機能なソフトウェアを使って、写真や動画の編集をしたりすることができます。
私たち個人が使うこれらのコンピューターは、「使ってできることはほぼ同じ」ですが、「手軽さとできることの範囲」がそれぞれ変わってきます。
1~2本の指で操作するスマートフォンでは、どうしても複雑な絵を描いたり、プログラミングのためのタイピング(文字を打つこと)ができません。また、大きさが小さくなる分、ハードウェアの性能がどうしてもパソコンに比べ劣ってしまい、高機能なソフトウェアを使うことができません。
コンピューターは、大きくなればなるほど、複雑なことができるようになるのです。
そして、私たちが目にすることが少ない機会のコンピューターが「スーパーコンピューター」です。
スーパーコンピューターは、「たくさんの計算を、とても速く行うコンピューター」で、主に地球の気候や、宇宙を調べたり、乗り物の設計などのために必要な計算をしてくれます。これらは、たくさんのデータとその計算を必要とするため、計算能力の高いコンピューターが必要になるのです。そして、これらのデータをコンピューター計算することによって、防災や、まだわからない科学の解明、乗り物の安全性などにつながるのです。
このように、コンピューターは、あくまで人間の代わりになにかをやってくれたり、人間の生活をより便利にするための機械、つまり『手段』です。コンピューターを使えば、具体的になにがよくなったり、便利になったりするのかを、次回から少し詳しくお話したいと思います。
次からは、もっと詳しくその役割を見てみるぞい!
この記事を書いた人
せれろんやまだ
パソコンをさわり始めて30年。
パソコンを作って設定したり、パソコンを使って、文章を書いたり、絵を描いたり、WEBサイトのデザインや、簡単なプログラミングをやっています。